量産以上、チューニング未満。絶版スポーツカーに向けたアップデートプログラム。
バブル景気も冷めやらぬ90年代初頭、ターボで武装した大排気量6気筒エンジンのフラッグシップはハイパワーを競い、競技会場から抜け出したようなフルタイム4WDのホモロゲーションモデルが街を駆け巡る。日本の自動車メーカーがハイテクノロジーにしのぎを削り、世のクルマ好きはスポーツマシン黄金期を満喫していた。

そのような時代にドライバーがクルマを操る楽しみをピュアに追求したのが、我らがマツダRX-7(FD)とロードスター(NA)だ。軽量ボディのFRレイアウトに前後50:50の重量配分。そして4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション・・・そのステアリングを操り、ドライバー中心に旋回する感覚は、パッセンジャーカーでは得られない人馬一体の極致といえよう。快適とは言い難いタイトなコクピットにチルトやテレスコピック機構を一切持たず完全固定としたステアリングなど、当時の基準に照らし合わせてもストイックな設計思想だ。横滑り抑制機構や運転支援システムが標準装備され、クルマがドライバーに忖度する現代のクルマにはない、ソリッドなハンドリングに、多くの人々が魅了され続けている。
だが、その走りも経年と走行を重ね色褪せるのは致し方ない。長年愛車に寄り添った、もしくは往年の感覚を新たに手に入れたオーナーと共に、私たちAutoExeも、あの時代のクルマたちの魅力を鮮明に引き出したい!だから今、絶版スポーツカーに向けたチューニングを展開している。

ご存知の通り、私たちの一貫したコンセプトはストリートベストである。量産車のオリジナリティを現代へと継承すべく、要所に最新のアップデートを施し、「感性チューニング」を追求してゆく。プログラムを象徴するアイテムとして、排気効率と心地よいスポーツサウンドを磨いたステンレスマフラー、乗り味のハイライトである量産形状のサスペンションキットといったスペシャルメニューを用意。インテークやブレーキ、ドライブトレインといったレギュラーメニューも充実している。同プログラムは当初、2019年末までの期間限定生産を予定していた。だが、両モデルをこよなく愛するエンスージアストからの熱いラブコールに応えるべく継続生産を決め、生涯現役をバックアップしている。「量産以上、チューニング未満」、私たちのFD&NAアップデートプログラム。皆様と共に、その進化の道を歩んで行きたい。
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